それがいつか、世界のはじめの言葉となる」
【内容紹介】
自転が止まった惑星・アースフィアは、三つの領域に分け隔てられていた。
明けない夜が支配する『死無の領域』、輪郭を失った化生(けしょう)たちが跋扈する『夕闇の領域』、そして永遠の昼が続くとされる『太陽の王国』。
かつて地球人によって創造され、太陽光を浴び続けなければ崩壊してしまう肉体を持つアースフィア人たちは、太陽の王国にて千年の繁栄を謳歌する。理論上あり得ないはずの自転の再開が確認されるまでは。
失われゆく太陽の下、北方領総督の娘リレーネと護衛銃士のリージェスは、アースフィア存続の希望をかけて暮れゆく王国を旅に出た。それが破滅への旅である事も知らずに……。
【本編】
序章
一章 北方の娘と銃士
二章 西へ
三章 かつての石塔での出来事
四章 地上では銃撃戦
五章 月と船と神官
六章 指揮官たち
七章 二つの基地の攻防
八章 夢見る地獄
九章 愛することは病
十章 月の不在にまつわる神話と童話
十一章 優しい花
最終章
分量 590枚(20×20換算枚数)
執筆期間…2012.6.25~11.29
【その他】
・登場人物紹介
・あとがき
・『小説家になろう』版(内容に変わりはありません)
【おまけのページ1……とりとめのない仮定と断章】
・2012/8/5 『壊れたチューリップ人の王国』
・2012/10/6 『リレーネちゃんの指を蟹がはさんで離れなくなったら泣く』
・2012/10/6 『瑠璃色の髪と瞳の神官がいる海辺の神殿の日常』
・2012/10/25 『私たちは漂流する家の中で陸地を夢見ている。』
・2012/10/26 『落ちてきた卵と少年少女』
・2012/10/27 『ある日、王国のラジオは水の下の声しか放送しなくなる。』
・2012/10/28 『あらかじめ壊れていた太陽の王国』
・2012/10/30 『あらかじめ壊れていた太陽の王国……我々の緑の島』
・2012/10/31 『死者のための工場がある町の駅ではさまざまな視線が宙に浮く。』
・2012/11/16 『死者たちの翼工場』
【おまけのページ2……どうしようもないパロディ:『壊れた太陽の王国とゾンビ』】
・2013/3/30 『一章 北方の娘と銃士とゾンビ』
・2013/4/2 『二章 月と船と神官とゾンビ』
・2013/4/4 『三章 地上ではゾンビと銃撃戦』
・2013/4/7 『四章 ゾンビ地獄』
・2013/4/11 『五章 ゾンビと西へ』
・2013/4/17 『~noise~』
・2013/5/9 『六章 指揮官たちとゾンビ』
・2013/6/5 『七章 ゾンビの神殿の攻防』
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