余剰次元の発見により、地球を含むこの宇宙はより高次の世界の影にすぎないことが判明した。人類の大半が余剰次元にのみこまれ、存在意義をなくして荒廃した地球だが、まだ都市『シラユリ』が残されていた。シラユリに侵入する余剰次元人を殺して生きる少年ユウリは、ある日ユウリの母を自称する余剰次元人と遭遇する。
終わらない冬をさまよう少年たちを描いたSFファンタジー。
【本編目次】
第一回 一章「無限牢」
第二回 二章「幻覚眠り姫(1/2)」
第三回 二章「幻覚眠り姫(2/2)」
第四回 三章「寒い星、忌み星(1/2)」
第五回 三章「寒い星、忌み星(2/2)」
分量 181枚(20×20換算枚数)
執筆時期 2011年6月～9月
【登場人物】
・ユウリ━都市シラユリを取り囲む長大な屋敷で、侵入者を殺して生きている少年。
・カミツレ━自我を持つ余剰次元人。ユウリの母を自称する。
・「老人」━ユウリの育ての親。
・マツリカ━シラユリに生きる少女。カウンセリングと言う名目の監視を強要されている。
・セイジ━マツリカの兄で、シラユリの刑事。
【この小説の成り立ち】
イラストレーター、目黒詔子先生のカラーイラスト「百合の雪」をモチーフに書かせていただきました。
目黒先生の素敵なイラストは>>こちら。
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