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冷凍されたオシドリとチューリップ人の王国

趣味で書いている小説用のブログです。

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ロードムービー風の夢

ロードムービー風の夢を見た。夢の主人公が椙山さんという名前の私の小説の主人公だったんだけど、滅びゆく世界を一人の若者があてどなく旅をするというそのまま小説にできそうな内容だった。

何らかの事情で人が人のまま生きることが難しくなり、命をつなぐために動物になってしまう人間と、なお人間のまま残ろうとする人間に世界中が分かれてしまう。
人口の大部分を失って荒廃した都市では、空を飛ぶ鳥も元人間。室外機の上のカマキリも元人間。解き放たれて街路をさまよう犬も元人間。
ある晴れた日、誰もいなくなった街で、元人間の猫を服の中にかき抱いて主人公の若者が教会から出てくる。
街を捨てて去るのだ。
猫を連れて行くのは、動物化してもしばらくの間は人間の心が残っていることを彼が知っているからであり、その猫が心を失うまでの間寂しくないようにである。

廃墟と荒れた山林を越え、焚火の消し方がわからず右往左往したり、猫に水を飲ませる容器が見当たらず右往左往したり、追い剥ぎの集団に襲われてひどい目にあったりしながら、滅びた街から街へと通り過ぎていく。

そのうちに、ケガをしたらペロペロ舐めてくれたり寝るときはいつもくっついて寝ていた猫もだんだん彼に対する興味を失っていき、ついに記憶をなくしてなつかなくなり、人間を嫌って立ち去っていく。

一人きりになった主人公が涙をこらえて笑いながら、遠ざかっていく猫に向かって「また会おうね」と手を振っているところで終わりだった。


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熊がサッカーに乱入する夢

夢でテレビのサッカー中継を見ていると、ある国のチームマスコットとして飼われている熊が転がるボールへの興奮を抑えきれずグラウンドに乱入。
猛然と走ってくる熊に恐れをなし、散り散りに逃げる選手たち。熊はサッカーボールを奪い、相手国のゴールに前脚で転がしていくものだから堪らない。
逃げ出す対戦国のゴールキーパー。華麗にシュートを決める熊。騒然とする中継席に、異様な熱気に包まれる観客席。
「やぁい、お前の国のゴールキーパーがゴールを守らずに逃げ出したぜ。なんていう腰抜け野郎だ!」
掴みあうフーリガンたち。総立ちになり、フーリガンたちをやんやと煽る緑の襟のブラウスを着た少女たちの一団。グラウンドには熊。
あれは並行世界での出来事に違いない。


「青春は三度ある」の夢

お祭りの野外ステージでいきなり歌う事になる夢を見た。
タイトルは「青春は三度ある」というもので、私はその歌を聞いたこともない。
舞台にあがっておろおろしていると私ではなくギター奏者と観客たちが一斉に歌いだした。
「青春は三度ある
一度目は生きる目的を見つけた時
二度目は仲間を見つけた時
三度目は……」
という歌詞で、私は「三度目は何!?」と必死に聞き取ろうとするけれど、聞き取れない。
きっとこれから起きることなのだろう。


2014年初夢

夜中にハッと目が覚めたら、部屋の真ん中に女が立っていた。
真っ暗なのに顔が鮮明に見える。
美人ではなく、若作りした30代半ばという感じで、そこがリアルだった。
黒いミニスカワンピでニコニコ笑って立っている。
瞬きすると一瞬で南側の窓のほうに動いた。
私はなぜか妙に嬉しくなって、左手を差し伸べて「来て」と頭の中で言う。

その後もう一度目を覚ましたら、女はまだ南側の窓の前に立ってニコニコ笑っている。
私がもう一度「来て」と言うと、いきなりベッドの上に乗りのしかかって来た。
女は私の首筋に齧りつこうとしながら『○○(分からない)の所に連れて行け』と言った。
私は女の両手首を掴みながら声をあげて笑い、
「ばーっかじゃないの。お前の魂を私に食わせろ」
と言う。
起きたら全身金縛り状態でした。今は腰が痛いです。

あけましておめでとうございます(´・ω・`) 。


私の一番怖い夢

何年も前に見て、いまだに忘れられない夢がある。

夢の中で、「普通の人はもっているのに、私だけもっていない感情の種類がある」ということが何かの試験で判明する。

たとえば周りの人はみんな青色が見えるけど私は青色が見えず、人が青色について話していても理解できず共感できない、みたいな感じ。

試験で私の欠陥が判明して以来、「あなたって、話してて何か変だなって思うことあったんだよね。みんなで話してても、単純な内容の雑談についてこれないのあなただけだよ」とか「道理で、お前って変に冷淡な所があると思ってたんだよな」と言われ、掌を返したように冷たくされる。

私の母と兄は、「お前に理解できない部分は人間として非常に重要な部分だ。それについて理解できない奴は人間じゃない。お前は人間もどきだ」と私に言う。

私は「私は人間だ」「私にだって感情はある」と食い下がるけど、二人とも面倒くさそうに手をひらひらさせて「あーハイハイそうですねあなたはフツーでちゅねー」と茶化して無視をするだけで、そのうち政府の人間が欠陥人間である私を施設に隔離するために、車で来る。

という内容。

服用している薬の副作用をネットで調べたら「悪夢」というのがあるようで、確かに悪夢ばかり見るけれど、私が怖いのはまたこの夢を見たり、この夢の続きを見ることだ。


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とよね

Author:とよね
ファンタジーやSFをメインに小説を書いてます。下のカテゴリ欄から読めるよ!
★印つきは連載中。

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